2020.4.24
不動産トピック

定額で全国住み放題のサービス「ADDress」とは

(画像=yongtick/Shutterstock.com)
(画像=yongtick/Shutterstock.com)
「全国住み放題」「料金は定額」などのキャッチコピーでいま注目を集めているのが「ADDress」です。賃貸業界の新たなサービス形態ともいわれるADDressとは、どのような仕組みのサービスなのでしょうか。本記事ではADDressの概要や取り組みについて解説します。

ADDressとは?

ADDressは、東京都に本社を置く株式会社アドレスが展開しているサービスです。全国どこでも定額制、かつ住み放題となる多拠点コリビング(co-living)サービスを展開することを目的として2018年11月に設立されました。投資家からの出資やクラウドファンディングによって資金を集め、サービスをローンチしたのが2019年4月です。

住み放題の対象となる初期の拠点数は13拠点で、年内100拠点の追加オープンを予定していることも発表されました。特に都市からもアクセスが良い自然豊かなエリアに注力して展開を進めており、2020年3月時点でADDressが管理している拠点は全国で40拠点以上でとなっています。さらにADDressは2020年1月、ホステル泊まり放題サービス「Hostel Life」を展開する株式会社Little Japanとの連携を開始しました。

追加料金月1万円(税抜き)を支払うことで「ホステルの泊まり放題サービスも利用できる」という実証実験を2020年2月1日~4月30日まで展開中です。

サービスの概要は?

ADDressのメンバーになると、ADDressが全国に展開する家の鍵付きの個室を事前予約により利用することが可能になります。ではどのような人がADDressのサービスを利用するのでしょうか。想定されているターゲットは、以下のような人たちです。

・特定のオフィスに出社する必要がないフリーランサー
・定年後に夫婦で地方巡りを楽しんでいるシニア
・ADDressの全国各地の拠点を「別荘」として利用したいファミリーなど

月額料金は1ヵ月4万円(税抜き)で電気代やガス料金などの光熱費やネット料金などもこの定額料金に含まれています。同時予約数の上限は14日、同じ個室の連続予約は原則最長7日間などというルールがあり契約期間は3ヵ月以上です。

どんな物件が住み放題となる?展開エリアは?

ADDressは自然豊かで歴史もある地方で展開されていることが特徴です。どこかの都道府県に集中して拠点があるわけではなく全国津々浦々に拠点があります。具体的な物件のタイプとしては、目の前が海の住宅や木のぬくもりを感じられる古民家、温泉付き別荘などです。
リノベーションによって心地よい住空間の提供にも努めており、地域の住民が「管理人」として各拠点を担当していることも特徴です。

ちなみに株式会社アドレスは別荘や空き家を提供したい不動産オーナーも募集しています。

航空会社と「住まい×移動」のサービス実証も

株式会社アドレスはADDressというサービスをさらに充実させるため、2020年1月からANAホールディングスと共同で行うサービスの実証実験にも新たに着手しています。「移動」と「住まい」の両方を定額にするプロジェクトは特筆すべきものといえるでしょう。

住み放題サービスを利用するためには「移動」がつきものです。この実証実験ではANAの国内線の指定便を一定回数定額で利用できるようになり、地方から地方への移動がよりスムーズになることが期待されます。今後ADDressの拠点はさらに増えていくことが見込まれ、拠点数が増えれば会員にとっては大きなメリットです。今後の会員増加につながることが期待できるでしょう。

また働く場所が固定されないフリーランサーが増える中で、ADDressサービス自体の需要も高まっていく可能性があります。賃貸業界において新たな形態でサービスを提供しているADDressの今後に注目です。
 

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